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ジィジとイッパイアッテナ [にぃにとジィジの言葉]

ルドルフとイッパイアッテナ わしジィジ、3度目の登場じゃ。
 店でねぇちゃんがわしの噂をしていたところ
 バイトのPと呼ばれている子が
 この本のことを思い出しよった。

ルドルフとイッパイアッテナ

  • 作者: 斉藤 洋
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1987/05
  • メディア: 単行本

どうやらこの本はルドルフとかいう黒猫のまだ大人になっていないやつが書いたものらしいのじゃ。わしは人の言葉を話すが、このブログを書くにいたってはねぇちゃんの頭に話しかけて書いてもらっとる。

その大阪に住んどった飼い猫ルドルフがトラックに乗っかってしもうて東京に行ってしもうた。その時に出会ったでっかいトラネコとの話じゃ。まだ若い飼い猫はわしらのような生き方を知らんからのぉ。

そのあたりのボスであるトラネコに名前を聞いて「わしの名はいっぱいあってな」・・・と言われた時にそれを名前だと思ったわけじゃな。

わしら外猫はどれだけ多くの名前をもっているかが勲章なんじゃ。

わしの今回の「ジィジ」という名前も37個目じゃ。それだけ多くのファンがいたちゅうことじゃ。

このイッパイアッテナはなかなか面白いキョウヨウのある奴らしく、その若いルドルフが気に入って世間ってもんを教えてやるわけじゃ。こりゃ泣けるいい話しじゃて。

ねぇちゃんはこの本を図書館で読んどる。どうせうちに来るまでのバスの待ち時間にじゃろ。3冊ほどのシリーズもんらしいが、わしも続きが楽しみじゃ。えっ?借りて帰らない本をどうやって読むのかって?

字を読むなんぞバカな人間のやることじゃ。わしらは人間がやっていることを遠隔地からまあいうなりゃテレパシーってやつで、読みとるんじゃな。続きが楽しみじゃて。ただこのねぇちゃんがちゃんと読んでくれるかが問題じゃなぁ・・・・。う~ん若干テレパシーも不便なもんじゃなぁ。


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